スタッフブログ
【検査科】花粉症の季節になりました
2018-03-19
こんにちは。検査科です。
スギやヒノキ等の植物による花粉が原因で生じるアレルギー症状を花粉症といいます。
花粉症とは、Ⅰ型アレルギーに分類される自己免疫疾患と呼ばれる病気で、メカニズムは、目や鼻などの粘膜に花粉が接触することで引き起こされる防御反応です。
体内の免疫システムが反応し、IgE抗体という抗体が産生され、蓄積されていきます。蓄積量が一定量を越えるとヒスタミンという化学物質が分泌されて花粉症の症状を引き起こします。
症状は、主にくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみがあります。このような症状が出たときには花粉症の検査をすることをお勧めします。
検査には、
①抗原特異的血清IgE抗体検査
②皮膚反応検査
③鼻粘膜誘発テスト
④鼻水中の好酸球測定などがあります。
当院では、採血した血液中の抗原特異的血清IgE抗体を、外注委託にて検査しています。
血液中のIgEを測定することで特異的にどの物質に反応しているのか調べることができます。
花粉症の治療には薬物療法、免疫療法、レーザー手術がありその人に合った治療がされます。
花粉症対策として、花粉が多く飛散しているシーズンは外出を控えめに、外出時はマスクや眼鏡をつけ、帰宅時には花粉をよく払い、洗顔やうがいをする。布団を外に干さない。部屋の掃除はこまめになどの花粉が体に入ってこないよう注意や工夫をすることが大切です。
これからの暖かいシーズンを快適に過ごしましょう。
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