MENU

閉じる

医薬品情報

痔の手術後の排便コントロール

痔の手術後の排便コントロールについて

痔の手術をすると術後は痛みと排便のコントロールが薬物治療のメインとなってきます。

当院では、お通じの状態をブリストルの便性状スケールという便の評価表を使って表現しています。
タイプ1は木の実やウサギの糞のようなころころと硬い便、タイプ7は水っぽい下痢便というように数字を使って評価しています。
痔の手術後はだいたいタイプ4の「表面がなめらかで軟らかいソーセージ、あるいは蛇の様なとぐろを巻く便」、もしくはタイプ5の「はっきりとした境界のある軟らかい半分固形の便」あたりに便を調節して頂くようご説明しています。

 


手術翌日のお昼から便を軟らかくする酸化マグネシウム(当院ではマグミット®という錠剤を使用しています)を通常1日3回、1回1錠~2錠服用して頂き、排便のコントロールを行っています。
術後は排便時に力めなかったり、安静のため腸の動きが悪くなったりと、様々な理由で少しずつしか便が出ない場合もあります。そのような場合は、浸潤性下剤に分類されるベンコール®という下剤で排便を促します。
マグミット®とベンコール®はお通じの状態に合わせて適宜調節します。調製方法について不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。


下剤で排便のコントロールを上手く行う秘訣は…

① 極端に下剤を増減しない・・・便が硬いから下剤を一気に2倍・3倍に増やし、今度は下痢をするからといって一気に下剤を止めてしまう・・・このような調節方法では排便のコントロールはうまくいきません。

② 下剤の性質を理解して薬の種類や服用量を決める・・・お気軽に薬剤師や看護師にお尋ねください。1日3回に分けて服用した方が良い薬、寝る前にまとめて服用した方が良い薬など、薬よって特徴は様々です。

③ 水分を十分に摂る・・・下剤の中には、便に水分を含ませて効果を示す薬がありますので、腸の中に水分が無いと効果も出にくくなります。下剤を服用する際には、十分な量の水(コップ1杯程度)で服用してください。薬を服用する時以外も、こまめに水分を取っていただくことをお奨めします。