MENU

閉じる

医薬品情報

便秘と下剤(下剤の上手な使い方)
便秘と下剤(下剤の上手な使い方)
 

●便秘の種類には次のようなものがあります。
  弛緩性便秘…大腸の機能が低下しているために起こる。
  直腸性便秘…直腸に便が入っていても便意か起こらない。
  けいれん性便秘…大腸にけいれんがあり、便がスムーズに出ない。
 
●便秘を改善するには
(1)   便のかさを増す
(2)  便を適度な軟らかさに保つための『水分』
(3)   便を押し出すための『腸の適度な動き』
この3点が必要です。
 
これらがバランスよく働くためには、正しい生活習慣が何よりも大切ですが、どうしても下剤をつかわなければコントロールできない場合もあります。

●下剤を効果的に使うためには、あなたの便の状態やお薬の性質を知って、目的にあった下剤を選択することが大切です。
 
当院で使用している主な下剤

薬剤名

特徴

酸化マグネシウム
マグミット®
水分を大腸の中に引き込んで便を軟らかくします。(塩類下剤)
排便の状態に合わせて調節されてかまいません。
アミティーザ® 小腸内の水分を調節して便を軟らかくします。

ベンコール®
便の中に水分が浸透しやすいように働いて便を軟らかくします。(浸潤性下剤)
※一部腸の神経を刺激する成分が配合されています。
セチロ® 便を軟らかくする成分(塩類下剤)と腸を刺激する漢方薬とが配合されています。
ラキソベロン®
プルゼニド®
アローゼン®
 
腸の神経を刺激して腸の運動を高め、排便を促します。(刺激性下剤)


●けいれん性下剤便秘とは

けいれん性便秘は過敏性腸症候群の症状の一つです。過敏性腸症候群は腸管の機能異常で、ストレスなどの外的要因との関係が大きく、腸管が非常に敏感な人に現れやすく、

・腸管の運動機能が高まっている。
・刺激に対して腸管が反応しやすい。
・刺激に対して正常な人より痛みを感じやすい状態にあります。
 
  治療は、まず病気をよく理解し、
①    ストレスなどの外的要因の軽減
②    食事や排便など生活習慣の改善
③    高まっている腸管運動や、刺激に対する過敏反応の抑制


  が必要で、薬は原因となる腸管の緊張状態を和らげたり、緊張状態から起こる諸症状を軽減することを主な目的として使用します。
 
●下剤の効果を高めるためには…
・3度の食事をきちんと取りましょう。
・食物繊維をたっぷり取りましょう。
・できるだけ水分を多く取り、便を軟らかくして、排便しやすくします。
・便意がある時は我慢しないでトイレに行きましょう。
・特に朝の排便を大切にしましょう。
・下剤は就寝前に服用するのが効果的です。(自然な朝の排便に近づけるため)
・全身運動、腹筋力を強くする運動は腸の動きも活発にします。