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JED Projectへの参加について

当院は日本消化器内視鏡学会内に設けられた多施設共同研究事業「JED (Japan Endoscopy Database) Project」に参加しております。
この事業は、日本全国の消化器内視鏡検査・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、一般市民に最善の医療を提供することを目指す研究プロジェクトです。

《研究課題名》
「消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築(多施設共同 前向き観察研究)」
《研究期間》
2015年1月1日~2024年12月31日

この様な内視鏡関連手技の全国規模の情報集積は初めてのこころみであり、患者側だけでなく、医療を提供する側にも大きな利益をもたらすものと考えられています。 この研究の実施に先立ち、研究実施者は倫理審査委員会において医学的必要性、研究の倫理面、安全面、妥当性の観点から審査を受け承認を得ています。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

登録する情報の内容

《登録対象者》
2021年8月より2022年12月までに大腸肛門病センター高野病院内視鏡センターにおいて内視鏡検査・治療を受けた方

《利用し、又は提供する情報の項目》
検査日、年齢、性別、ASA Grade、抗血栓薬(使用状況ならびに中止、置換の有無などの詳細)、喫煙歴ならびに喫煙の有無、飲酒歴および飲酒状況、悪性腫瘍家族歴、他臓器癌既往歴、ヘリコバクター・ピロリ感染状態、内視鏡検査の予定性、外来・入院、検査目的、治療目的、 鎮痙剤使用状況、鎮静・鎮痛・麻酔に関する事項、内視鏡の挿入経路、使用スコープ情報、送気の種類、 特殊観察法、観察範囲、手技開始・終了時間、手技中・手技後偶発症、30日以内の死亡の有無、実施 医師名、副実施医師名、内視鏡看護師・技師名、腹部手術歴、生涯大腸内視鏡歴、造影範囲、挿管、 胆管・膵管径、ERCP難度、胆管へのアプローチ方法、萎縮度など

情報の管理・結果の公表

内視鏡部門システムから抽出された上記の項目は、個人が特定できない状態(匿名化)で日本消化器内視鏡学会に提供され、学会本部に設置したサーバ内に格納しデータベースを構築し、各種分析が行われます。
日本消化器内視鏡学会では、この研究で集められたデータを分析することで以下のことを明らかにすることを目的にしています。
 

●内視鏡関連手技を行っている施設診療科の特徴
●医療水準の評価
●適正な消化器内視鏡専門医の配置、ならびに消化器内視鏡技師、看護師などのコメディカルの適正な配置
●早期癌登録に対する精確な情報収集
●内視鏡検査、治療を受けた方の予後
●内視鏡検査・治療の医療経済的な情報収集
●これから内視鏡関連手技を受ける方の死亡・合併症の危険性、など
 

この研究成果は学会発表、学術雑誌およびデータベースなどで公表します。
本研究に登録されたデータを利用して、上記に記載されていない解析等を行い、研究を実施する場合は、その都度日本消化器内視鏡学会の倫理委員会で科学性、倫理性、研究の意義、個人情報保護の観点から審査され可否が決定されます。

 

《データを使って解析等を行う研究機関・研究者等》

研究の実施体制(多施設共同研究)
統括責任者:日本消化器内視鏡学会Japan Endoscopy Database (JED) Project 
委員長 田中 聖人
研究事務局 日本消化器内視鏡学会 事務局
<分担研究機関>
ホームページに掲載の研究計画書(別添)に記載
https://jedproject.jges.net/join/facility/
<研究協力機関>※
ホームページに掲載の研究計画書(別添)に記載
https://jedproject.jges.net/join/facility/
※研究協力機関とは、既存情報から収集したデータのみを提供する施設

情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称》  統括責任者:日本消化器内視鏡学会Japan Endoscopy Database (JED) Project
  委員長 田中 聖人

《当院でのお問い合わせ先》
大腸肛門病センター高野病院 内視鏡センター長 中村寧

登録の拒否について

データを登録されたくない場合は、登録を拒否していただくことができます。当院のスタッフへお伝えください。
ただし、当院で取得された皆様の情報のうち、個人を特定できる情報(氏名や住所など)については、データを提供する際にすべて削除されます(匿名化といいます)。そのため、データを提供した後には、該当の患者様の情報を特定し、削除することが不可能になりますことをご了承ください。
なお、登録を拒否されることで、日常の診療において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。