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スタッフブログ

【放射線科】第23回大腸肛門機能障害研究会 奨励賞 受賞!

2017-10-25
ブログ更新情報

放射線科の前崎です。

 

 今回、東京のホテルニューオオタニで開催されました大腸肛門機能障害研究会に参加しました。

 この会は大腸肛門病学会の付属研究会として、便漏れや便が出にくいなどの排便障害に関する研究会です。全国の排便障害を専門とした大学や専門病院の医師やメディカルスタッフが研究成果を報告する場となっています。今年も34演題と朝早くから夕方まで、熱い暑い(時には蒸し暑い)討論が行われた研究会でした。

 当日は緊張の中、演題番号7番(今思えばラッキー7)、「便排出障害における足台を用い便排出の検討」というテーマで5分間の研究発表を行いました。壇上に上がるとそれまでいなかったはずの院長が最前列に聳え立つ姿が目に飛び込んで、一気に緊張が高まったことを覚えています。

 通常、便が硬く排便障害いわゆる便秘になる方が多いのですが、特に高齢の男性で便が柔らかいのに便が出ない!方がいらっしゃいます。これらの便排出障害の患者に、高さ20cm程度の足台で踏ん張るとあら不思議便が出やすくなるという発表内容です。排便は、姿勢による影響が大きく理学療法士による排便姿勢の指導など今回の研究の成果として患者の治療方針の決定に有用と考えられました。


 まだまだ、排便に関して解明されていないことが多くこれからもチーム排便障害の一員として排便障害の診断に有用な検査を追求していきたいと思っています。放射線科みんなで掴んだ賞です、指導していただいた高野正太先生、関係部署の皆様に感謝申し上げたいと思います。

 
 


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