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スタッフブログ

【検診課】大腸がん検診について

2016-09-29
ブログ更新情報

今回は、検診課より大腸がん検診についてお話ししたいと思います。


一般的に大腸がん検診とは、「便潜血検査」いわゆる検便のことを言います。2日分の検便を採って提出するだけです。


この検査で調べているのは、便の中の血液量です。大腸がんが大きくなるとがんの表面が出血をして便に血液が混じるようになります。このことを利用し、便中の血液量を測定し、基準値より多いか、少ないかに振り分ける検査が便潜血検査です。

血液量が基準値より多ければ結果は「陽性」となり精密検査が必要となります。
血液量が基準値より少なければ「陰性」となり精密検査を受ける必要はありません。
血液量で判定しますので、がんだけではなく痔が悪い方や腸内に他の病気がある場合でも「陽性」となることはあります。逆にがんがあってもがんの表面が出血しておらず便に血液が混じっていなければ「陰性」となる場合もあります。このように便潜血検査には欠点もありますが、定期的(一年に一度)受けることで大腸がんで亡くなるリスクを60〜80%減らすことができると言われています。
年齢とともに大腸がんにかかる方の割合は多くなってきますが、早期発見・早期治療でほぼ100%治ります。40歳を過ぎたら必ず一年に一度大腸がん検診を受けましょう!そして、結果が「要精密検査」の場合は必ず医療機関で精密検査を受けてください。結果が「陰性」でも気になる症状があれば必ず病院を受診してください。

お住まいの市町村によって個人負担金や対象年齢は異なりますが、市町村の集団検診では数百円程度で受けることができます。(詳しくはお住まいの市町村にお尋ね下さい)



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