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スタッフブログ

【検査科】風疹について

2019-07-24
ブログ更新情報 患者様・ご家族様へ

こんにちは、検査科です。

皆さんは、先天性風疹症候群というのを聞いたことはありますか?

熊本市では、昨年秋ごろ、5年ぶりに風疹が流行しました。 風疹とは、風疹ウイルスによって起こる急性の発疹性感染症です。主な症状は、発疹・発熱・リンパ節腫脹があり、潜伏期間は2~3週間といわれています。ウイルスに感染しても明らかな症状がないまま免疫が出来てしまう方が1~3割程度います。通常は、自然に治りますが、まれに、皮膚に紫斑が出たり脳炎を引き起こしたりする方もいます。 現在では、定期接種となっていますが、過去の予防接種制度の変遷により接種率の低い世代(39~56代の男性)が5年前の流行の中心となっています。この世代は、子育て世代でもあるため、風疹に感染したこの世代の男性から妊婦に感染し、先天性風疹症候群が発生することが危惧されています。

風疹を発症しない、周りに広げないためにも予防をすることは重要で、風疹に対する免疫(抗体)を持っているかどうかの抗体検査(血液検査)をすることが出来ます。 特に対象となる方は、国の対策により熊本市でも、4月から1年間妊娠を希望する女性やそのパートナーなどを対象に無料で風疹抗体検査を実施しています。また、予防接種も一部助成も行っています。

詳しくは厚労省や自治体のホームページをご参照下さい。

厚労省URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html

将来を担う赤ちゃんを守るためにも検査してみてはいかがですか?

 


タグ: 検査科
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