スタッフブログ
【栄養科】イレウス(腸閉塞)予防の食事
2016-02-02
ブログ更新情報
冬場は年末年始などもあり運動不足や食べすぎなどでイレウス(腸閉塞)を起こす方が多くなります。
食べ過ぎや早食いは控え、水分をこまめにとって排便を促しましょう。お節は黒豆やごぼう、昆布など消化が悪いものはイレウスを起こしやすくなります。今年手術された方や不安のある方は控えたほうが無難でしょう。「消化の良いもの」と「控えてほしいもの」の一覧表をご参照ください。
よく質問のあるお餅は、消化が悪いものではありませんが、食べ過ぎたり、よく噛まずに食べると消化管に負担がかかります。大根を一緒にとると、大根に含まれる消化酵素の作用でお餅の消化を助けてくれますので、大根おろしを添えて食べるのもよいでしょう。 (高野病院 栄養科)
食品の選び方
消化の良いもの | 控えて欲しいもの | ||
たんぱく質 | 肉類 | 牛赤身肉・豚赤身肉・皮なし鶏肉・鶏ささ身など | 油の多い料理(ビフテキ、カツレツ、トンカツ、唐揚等)・脂肪の多い肉(豚バラ、霜降り肉、ロース、ベーコン) など |
魚類 | 白身魚 | いか・たこ・干物 など | |
卵 | 鶏卵 ・うずらの卵など | ||
豆類 | 豆腐・高野豆腐・こしあん・ ひき割り納豆など | 大豆・小豆・つぶあん・おから | |
糖質 | 穀類 | 軟飯・粥・食パン・うどん・ マカロニ・スパゲティなど | 玄米・赤飯・ラーメン・とうもろこしなど |
芋類 | じゃがいも・里芋・長芋など | さつま芋・こんにゃくなど | |
果物 | りんご・もも・バナナ・缶詰類・コンポートなど | ||
脂質 | 油脂 | バター・マーガリン・マヨネーズ・食物油など | ラード・ヘッド・油の多いドレッシング・油の多い料理(フライ・天ぷら・中華料理)など |
ビタミン ミネラル | 野菜 | 軟らかく煮た野菜(かぼちゃ・人参・ほうれん草・キャベツ・大根など) | 硬い繊維の野菜(ゴボウ・たけのこ・レンコン・ふき・セロリ・わらびなど) きのこ 香味野菜(うど・みょうが・ にら・漬物)など |
海藻 | のり佃煮など | わかめ・昆布・ひじきなど | |
その他 | 嗜好品 | 番茶・ミルクセーキ・麦茶 など | アルコール飲料・炭酸飲料・コーヒー・塩味、甘味、酸味の強いものなど |
菓子 | ビスケット・ゼリー・プリン・カステラ・米菓子・ウエハースなど | 揚げ菓子・辛いせんべい・チョコレート・生クリームの多いケーキなど |
最新の記事
2024-02-19 【栄養科】2月ランチビュッフェを開催しました。
2024-02-07 【栄養科】2月行事食のご案内
2024-01-19 【栄養科】1月ディナービュッフェを開催しました。
2024-01-11 【栄養科】CCJAPAN掲載
2024-01-05 【栄養科】1月行事食のご案内
2023-12-26 【栄養科】12月行事食のご案内
2023-12-20 クリスマスコンサート開催
2023-12-18 【栄養科】12月ランチビュッフェを開催しました。
2023-11-27 【栄養科】11月ディナービュッフェを開催しました。
2023-11-08 【栄養科】11月行事食のご案内