スタッフブログ
【放射線科】百聞は一見にしかず-腸や排便の画像スペシャリストを目指して
2016-09-05
診療放射線技師の前崎です。
今回は、大腸肛門疾患に関わる診療放射線技師の取り組みについてご紹介します。
現在、放射線科では、診療放射線技師7名のスタッフで病気の早期発見、治療効果の判定など画像診断装置を用いた検査を行っています。
当院は大腸肛門の専門病院という側面から、おもに大腸がんや排便の悩みを持った患者さんに対し多くの検査を行っています。当然専門病院にいる放射線技師ですから検査も専門的な技術が必要となってきます。最近、注目されている大腸がん、ポリープの発見に有効な大腸CT検査では2002年より取り組み、のべ3000人以上の方に検査を行っています。
昨年は当院のノウハウを詰め込んだ「CT colonographyガイドブック」を出版することができました。大腸CTを新たに始められる施設の方の役に立てればと考えています。
また、便漏れや排便困難(便が出にくい、残便感等)における排便造影検査、腸炎特に炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)における腸管の超音波検査など皆さんのお通じに関する検査に積極的に取り組んでいます。
“やっぱり腸の検査は高野病院ばい”と言われる技師を目指して日々努力しているところであります。私自身、就職してあっという間に四半世紀過ぎましたが、まだまだ解らない体の仕組みはたくさんあります。
“画像”で「診断する医師がわかるように」、「説明を受けられる患者が解りやすいように」取り組んで参りますのでよろしくお願いいたします。
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