疾患情報
大腸肛門機能科
排便障害(便秘・便もれ)
便・ガス(おなら)・粘液の漏れ(肛門失禁)
便・ガス(おなら)・粘液の漏れ(肛門失禁)
検査:肛門エコー、肛門内圧、直腸感覚検査、肛門感覚検査、排便造影(デフェコグラフィー)
○薬物療法(内服薬):ポリカルボフィルカルシウム、止痢剤、整腸剤 ◆仙骨神経刺激療法:腰あたりに電極と刺激装置を埋め込んで常時低周波電流で刺激します。簡単な手術が2回必要です。1回目の手術で電極を埋め込んで2-3日で退院した後、2週間お試し期間がありその間に効果があれば刺激装置を埋め込む手術をします。その際の入院も3-4日です。効果がない場合は電極を抜きます。 ○括約筋形成術:肛門の筋肉が断裂している場合に行います。下半身麻酔をして括約筋を縫い合わせます。10日程度の入院が必要です。 **いずれの治療も、すべての人が完全に失禁がなくなる、というわけではなく効果には個人差があります。また、現時点ではどの治療がどの様な人に効果があるかも明確ではありません。より効果があると考えられ、かつ侵襲が少ない治療から選択していきます。
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