９月４日（火曜）放送
「たけしの健康エンターティメント！みんなの家庭の医学」
お尻のトラブル　徹底解明＆予防スペシャル（朝日放送）の取材協力をいたしました。
（取材された内容は番組のホームページにも掲載されています。）

VTR出演いたしました医師の紹介や関連情報をお伝えいたします。

①出演医師の紹介　②痔について 　③肛門にかかる圧力の検査

④お問い合わせ
 

①出演医師の紹介

1989年　高野病院入職。高野会関連施設の外科部長、院長を歴任。 2001年　豊島園大腸肛門科(東京都）副院長、東邦大学第三外科客員講師、 同大学非常勤講師を経て再び熊本へ。　 2004年　高野病院　副院長。 2008年～2012年　家田病院（愛知県）院長を務め、 2012年4月より高野病院現職（副院長）  ◎専門領域 直腸・肛門疾患を専門とし検査や手術など臨床現場で２７年培った経験から、特に痛み、出血の少ない安全性の高い肛門疾患手術の提供を目指すと共に肛門機能の温存に着目し長年研究に取り組む。 大腸肛門領域の医学論文を多数執筆。 また医師向けに 「肛門疾患の診療」の編集書籍がある。 日本大腸肛門病学会指導医。

 【番組に出演して】
直腸肛門の圧の検査は病院では術後の患者様や排便障害の患者様に行なっています。今回の取材に協力して、痔の疾患のない方の日常動作における肛門の圧力という貴重なデータが得られました。
これは、痔の予防啓発や痔の手術後の患者さんの生活指導にも活きる実験でした。
排便時はいきみすぎないよう気をつけ、症状がある時は早めに肛門科を受診してください。 

②痔について

  ◎お尻は負担をかけるのはどのような動作なのでしょうか？

9/4放送「みんなの家庭の医学」お尻のトラブル徹底解明＆予防スペシャルの
中で、日常動作における肛門部にかかる圧力を調べる実験に協力しました。

【料理】【掃除】【洗濯】 【買い物】【運動】 【その他の日常動作】 を被験者が行い各検査値ごとに 辻副院長が解説。	辻副院長とデータを確認する検査科スタッフ。

痔の病気は人類が二本足で直立して歩くようになってから
始まったといわれ、日本人の3人に1人、もしくはそれ以上
とも言われています。

お尻にかかる負担は寝ている姿勢が最も小さく、座った状態、
立った状態の順で肛門の負担が大きくなります。

　さらに、排便の時に長時間力むと
お尻に高い圧力がかかります。



◎なぜ、力み過ぎはお尻に良くないの？ 

排便のとき力み過ぎたり、重いものを持ち上げたり
すると急激に肛門に負担がかかります。



 

肛門付近は血管が豊富にある場所です。圧力がかかることで、静脈に血液がたまりやすくなったり、加齢とともに静脈の周りにあるクッションが緩み、だんだんふくらんできて塊状になってしまうのが痔核（俗に云う「いぼ痔」）です。






◎痔核の程度と治療法、入院期間をご紹介します



肛門科のページもご参照ください。
 

③肛門にかかる圧力の検査

Q:肛門の圧力はどんなときに測るの？　  

当院では、痔疾患がある方で肛門の機能に障害がある、または、手術により肛門機能に障害が生じると考えられた場合に詳しく直腸肛門の検査をしています。

 
今回の実験の中では、特別に５センチのバルーン（風船）を使用しましたが、通常は、直径5ミリの細い管を使って肛門の圧力を測定しています。

直腸肛門機能検査では、排便障害（便秘、便漏れ）、直腸がんの術後など術後の患者様の肛門を閉めたり緩めたりする力（圧）や働きを調べます。また、訓練も行なっています。


▲通常はベットに横になって行なう検査です。

●肛門内圧検査 肛門内に直径５ｍｍの細い管（圧力センサー）を入れて、肛門に力を入れない時（最大静止圧）や力一杯しめた時（最大随意圧）の肛門のしまる強さ（圧力）を測定します。	●排出能力検査 肛門内にバルーンを入れて膨らませ、どの位の量を力んで排出できるかを調べます。

④お問い合わせ先 

《医療相談》
　 メール：ホームページの医療相談フォームをご利用ください。
　　お尻のお悩みにDr.辻がお答えいたします　（お返事には原則10日程いただいております）。

《取材について》
メール：ホームページの お問い合わせフォームに ご入力ください。