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疾患情報

心療内科(ストレス内科)

過敏性腸症候群(IBS)

よくある質問(Q&A)
ここでは患者様より尋ねられることの多い内容について、Q&A形式でご紹介します
質問文をクリックするとその回答へジャンプします.
Question
 
過敏性腸症候群はどのようなことが原因で起こるのですか?
現代人のライフスタイルとの関連はありますか?
過敏性腸症候群になりやすいタイプや職業、年齢があるのでしょうか?
一般的な診療の流れを教えてください。
心療内科を受診している人の平均年齢を教えてください。
費用はどのくらいかかりますか?
薬でなおりますか?
薬の副作用が心配です。
妊娠中(授乳中)に薬を服用しても大丈夫ですか?
心療内科で処方される薬には依存しそうな印象があって受診をためらっています。
食事の影響はあるのでしょうか?避けたほうがいい食べ物などありますか?
通院以外で何かしたほうがいいですか?
私生活ではどういったことを心がけるとよいでしょうか?
どうして高野病院の心療内科は予約制なのですか?
心療内科の診断はどのようにするのですか?
身体的な検査もしますか?
ストレスなど心の影響もありそうなので治ったかどうかよく分かりません。
治るとはどういうことをいうのでしょうか?
過敏性腸症候群の治療を終了する目安を教えて下さい。
自分ではそう思いませんが心療内科の受診を周りに勧められています。受診したほうがいいのでしょうか?
高野病院での心療内科を気軽に受診できるような取り組みを教えてください。
プライバシー対策はどのようになっていますか?
下痢と便秘が交互に繰り返すのはどうしてでしょうか?
過敏性腸症候群は遺伝しますか?
治療せずにほうっておくとどうなりますか?
1日に何度も(10回近く)トイレに行くのですが、残便感がありすっきりしません。このような状態は私だけでしょうか?
初診時にどこまで話さないといけないのでしょうか。
どんな治療をするのですか?
どのくらいの治療期間ですか?
過敏性腸症候群の健康教室や患者会があると聞きました。どういったことが行われるのですか?
 

 


Q.過敏性腸症候群はどんな原因で起こるのですか?

A.過過敏性腸症候群の原因は厳密には不明ですが、様々な因子が関係していると考えられています。体質的な基盤の上に生活習慣、食事習慣、疲労、心理的なストレスなどがかかった時に症状が出現すると考えられます。特に心理的なストレスの関与が大きい場合には心理的な因子にも配慮した治療が必要になってきます。

 
Q.現代人のライフスタイルとの関連はありますか?

A. 大いに関係が有ります。生活習慣としては活動時間の拡大があります。高校生の課外授業に代表されるように朝は早くなり、また自家用車を持つのが当たり前、商店も深夜営業、24時間営業のため帰宅時間は遅くなる傾向にあります。つい不摂生な生活に陥りがちです。また、学校、職場、家庭でも現代特有なストレス事項が生じています。


 
Q.過敏性腸症候群になりやすいタイプや職業、年齢があるのでしょうか?

A. 一般的にはまじめな人、いやと言えない人、心配性な人、責任感の強い人、ストレスの多い人などといわれています。しかし、これらの特徴は過敏性腸症候群のうち病院に相談にくる人の特徴であって、実際にはどんな人でも過敏性腸症候群になりうるという考え方も有ります。年齢的もどの年代に多いという特徴は明らかではありません。


 
Q.一般的な診療の流れを教えてください。

A. 過敏性腸症候群の診察でも基本的には他の疾患と同様です。患者さんの話を聞き(問診)、身体的な診察をします。身体的な病気でないかを調べるための検査を行います。最後に検査結果や病気の説明などを行い、薬を処方します。心療内科でも基本的な流れは同じですが、より詳しく患者さんの話を聞いたり説明をしたりします。どこに治療の力点が置かれるかは患者さんによって異なります。

 
Q.心療内科を受診している人の平均年齢を教えてください。

A. 全年齢層の患者さんが来られますが、当院心療内科では中高校生など思春期の患者さんが多いという特徴があります。

 
Q.費用はどのくらいかかりますか。

A. 一概に言えません。費用の大半は検査や薬の代金ですので、これは個々の患者さんで異なります 。

 
Q.薬で治りますか?

A. 薬は一時的に症状を抑えるだけで薬を飲めば必ず治るということでは有りません。しかし、薬を飲みながら日常生活を送っているうちに治ることもしばしばです。実はこれは薬が治したのでなく、病気に慣れて余裕が出来ると生活リズムが整ったり、あまり物事を深刻に考えなくなってストレスが減ったりして治っていくのだと考えられます。難しい話はともかく薬を飲んでいるうちに治る(ように見える)ことも有ります。

 
Q.薬の副作用が心配です

A. 現在の症状や身体の状態によって処方される薬には多くの種類があります。現在のIBSに使われている薬の多くは、副作用が少なくより安全に患者さんに安心して飲めるものが多いようです。しかし、患者さんによっては薬物過敏などの体質や他の疾患が合併している場合などは注意が必要です。薬に関してお気になられる方は、主治医へご相談ください。

 
Q.妊娠中(授乳中)に薬を服用しても大丈夫ですか?

A. 過敏性腸症候群で良く使われる精神安定剤は妊娠初期には赤ちゃんに奇形を生じる可能性、また出産前は早産の原因となる可能性がありますので控えます。また、乳汁中も薬が出ますので授乳中は服薬を控えます。薬の種類、妊娠の時期によっては服薬してよいものもありますので医師とよく相談してください。
 
Q.心療内科で処方される薬には依存しそうな印象があって受診をためらっています。

A. 薬の依存には身体的依存と精神的依存があります。
身体的依存はその人の気持ちに関係なく生じるもので、それが強い薬は麻薬や覚醒剤に指定されています。
精神的依存は薬が手離せないという気持ちから生じる依存です。心療内科でよく処方される精神安定剤や睡眠薬の依存は殆どが精神的依存で、これは飲む人の性格に左右されます。効かないからといって自分勝手に量を増やす人や過度の飲酒など自分に害があると分っているのに止める事ができない人などの場合には依存が問題になることがあります。 また服薬期間が長くなる事が依存と勘違いされている方もいます。効果的で副作用がなければ依存ではありません。あくまで効果がないのに勝手な飲み方をしたり、害があっても飲みつづけたりする場合が問題になります。精神的依存になりそうもない人が過度に依存を心配する事が多いような印象をもっています。

 
Q.食事の影響はあるのでしょうか?避けたほうが良い食べ物はありますか?

A. 一般的には便秘の時には食物繊維が多い食べ物や刺激物が勧められ、下痢の時にはその逆になります。食事療法の効果は個人によって差がありますので過度に神経質にならないようにして下さい。症状が起こるのを気にして特定の食品を取るのを避け続けると、たまにその食品を取ったときに余計症状がひどくなるということもあります。食事療法の原則を知りつつも片寄った食事にならないように気をつけましょう。詳細は食事療法のページを見てください。

 
Q.通院以外で何かした方が良いですか?

A. 過敏性腸症候群があるからといって自分の可能性や能力を狭めないように注意してください。人生を豊かにする意味で運動をしたり趣味を持つ事は大いに勧められます。何をすればよいという事ではなく、自分にあったことをすることが大切です。

 
Q.私生活ではどういったことを心掛ければよいですか?

A. 規則正しい生活を心掛けてください。食事や睡眠時間を規則的にし、毎朝の排便習慣をつけることも有効です。睡眠時間を十分に確保し疲れをためないようにして下さい。ストレスをためないように気晴らしや対人関係では自己主張に努める一方、一人よがりな生き方にならないように注意してください。

 
Q.どうして高野病院は予約制なのですか?

A. 心療内科では患者さんのお話をなるべく詳しくお聞きするように努めています。診察時間が長くなるjこなることが多いので待ち時間を短縮するために予約制にしています。それでも待ち時間が発生する事がありますが、医療の性格上避けがたいものがあります。ご理解ご協力の程お願い申し上げます。

 
Q.心療内科の診断はどのようにするのですか?

A. 心療内科でも過敏性腸症候群の診断自体は他の診療科と同様に、症状を聞き検査をして他の身体疾患でない事を確かめた上で行います。さらに過敏性腸症候群の背後にあるうつ病などの精神疾患の有無や過敏性腸症候群の症状に心理的因子が関係するかを診断するのが心療内科の特徴です。この場合、患者さんの話(特に病気になったときの出来事、育てられ方、行動や感情と症状の関連、薬の効き方)を基本に家族や周囲の方の話、心理テストなどを参考に行います。

 
Q.身体的な検査もあるのですか?

A. 腹痛、便秘、下痢などの症状は過敏性腸症候群以外の病気でも起こることがあります。他の病気が潜んでいないかを検査で確かめる必要があります。身体的な検査の必要性はその人の症状や年齢などで異なります。詳しくは診断と検査の項をご覧ください。

 
Q.ストレスなど、心の影響も有りそうなので治ったかどうか良くわかりません

A. 例え症状があったとしても症状が軽くなり、普通に生活が送れて、症状があることがあまり苦痛にならなければ治ったといってよいでしょう。

 
Q.「治る」とはどういうことをいうのでしょうか?

A. 症状を軽くし、日常生活が普通に送れて症状があまり苦痛にならなければ治ったと言って良いでしょう。完全に症状が無くなるということはありませんが、よく考えてみると体や心がいつもなんともないという人は一人も居ません。言い換えれば症状や苦痛が普通の人と大差がなくなれば治ったということが言えるでしょう。

 
Q.過敏性腸症候群の治療を終了する目安を教えてください。

A. 個人によっていろんな考えがあると思います。自分の病気が治ったと思うまで治療を受けても良いですし、病気の性質上良くなったり悪くなったりする病気ですから、ある程度良くなったら適当なところで治療を中断し、また悪くなったら受診するという考え方も良いでしょう。いずれにしても個人差のある話ですから何ヶ月、何年で治るといった考え方は向かないかもしれません。

 
Q.自分はそう思いませんが心療内科の受診を周りに勧められています。受診したほうが良いでしょうか?

A. 一概に言えませんが、勧められて受診されるより自分の考えで受診するほうが良いでしょう。周りの人が受診を進められるのはそれなりの理由があるでしょうから、十分に話し合うことをお勧めします。決心がつかない時には試しに受診してみるのもひとつの手です。戸惑いながら受診されたことを最初に話していただくと、それなりの対応をすることができます。

 
Q.高野病院で心療内科を気軽に受診できるような取り組みを教えてください。

A. 当院では大腸肛門科も内科も心療内科も同じ窓口で受付を行いお名前でなく当日お渡しする番号でお呼びしています。ですから、どの患者さんが何科を受診しているか、すぐには分からないように配慮しています。

 
Q.プライバシー対策はどのようになっていますか?

A. 診察室で話された内容や診察所見、検査所見などの秘密は厳重に守られます。詳細は個人情報取り扱い要領をご覧ください。

 
Q.下痢と便秘が交互に繰り返すのはどうしてでしょうか?

A. 腸の蠕動運動は自律神経で調節されていますが、過敏性腸症候群ではその調節が早くなったり遅くなったりするために下痢になったり便秘になったりします。個人によっては下痢になりやすい人、便秘になりやすい人、便秘下痢が交替しやすい人がいてそれぞれ下痢型、便秘型、便秘下痢交替型と呼ばれます。

 
Q.過敏性腸症候群は遺伝しますか?

A. 最終的な結論はまだ出ていませんが、現段階では過敏性腸症候群は遺伝的体質的因子の基盤の上にストレス、生活習慣などの環境因子が重なって発症すると考えられています。つまり、過敏性腸症候群の親から生まれた子は必ず過敏性腸症候群になる訳ではありませんが、なりやすいと考えられています。

 
Q.治療せずに放っておくとどうなりますか?

A. 過敏性腸症候群は身体的な病気でなく、腸の機能(働き)の異常に基づく病気です。従って、治療を行わないからといって命に別状があったり、身体的な後遺症を残すということはありません。しかし、症状のために社会生活上の支障が起こります。過敏性腸症候群の自然経過はさまざまですが、多くは良くなったり悪くなったりを繰り返します。治療を行わないと社会生活上の損失を被ることが少なくありません。

 
Q.一日に何度も(10回近く)トイレに行くのですが、残便感がありすっきりしません。このような状態は私だけでしょうか?

A. 過敏性腸症候群では排便後に便が残った感じ(残便感)がすることは良く有ります。そのためまたトイレに行きたくなりますが、少量しか便が出ずトイレに行くことを繰り返すことになるのです。これは直腸の知覚が敏感になって便があまり溜まっていないのに便が溜まっていると勘違いするためです。直腸に便が溜まっていなくても、便が出ないからと気張りすぎると便が降りてきて少しだけ排便します。そのため便が残って排出しにくくなったと勘違いしてしまいます。

 
Q.初診時にどこまで話さないといけないのでしょうか?

A. 心療内科ではいろいろの相談事を受けますが、中には少々話しにくいこともあるでしょう。急いで解決する必要があることはなるべく話されるようにお勧めしますが、そうでない場合は話したくなったときに話してください。予め大事な悩み事を話していないとお伝えいただけば、配慮いたします。

 
Q.どんな治療をするのですか?

A. まず、症状の苦しさを十分理解した上で身体疾患でないことを保障し、病態の説明を行います。必要に応じて生活指導、食事指導を行います。痛み止め、下痢止め、下剤、安定剤、睡眠薬などを症状に応じて処方します。また、心療内科では悩み事の相談にも応じます。詳細は治療法のページを見てください。

 
Q .どのくらいの治療期間ですか?

A. 治療期間は一概に言えません。数回の受診の方から何年も通ってこられる方までさまざまです。治療期間が長くなっても、病院に通いながら普通に日常生活を送ることができることも珍しくありません。治療期間の数字にこだわらないようにして下さい。過敏性腸症候群は良くなったり悪くなったりする疾患ですので、調子のよくないときだけ受診されるのも一つの方法です。

 
Q.過敏性腸症候群の健康教室や患者会があると聞きました。どういったことが行われるのですか?

A. 高野病院の患者会は、ご自分の病気を正しく理解して頂き、症状改善にお役立て頂く目的で「高野会健康教室」の名称で年3回開催しております。治療の第一歩は病気を正しく理解することから始まります。患者会ではそれぞれの病気の仕組み、食事療法、薬物療法などの治療法、あるいは日常生活の注意点など様々なテーマを取り上げて具体的に分かりやすく説明しております。日頃の診察時になかなかお聞きになれないことも、質問の時間や医療相談の場を利用して質問することができます。さらに患者様同士、あるいは患者様と職員との交流を深める場としてもご利用頂いております。何かご不明なことやお問い合わせ等がございましたら高野会健康教室事務局までお尋ねください。
 高野会健康教室事務局 電話:096-320-6520