MENU

閉じる

疾患情報

大腸肛門機能科

神経因性骨盤臓器症候群(NIS)

治療法
薬物療法
痛みにはその種類の程度に応じて、鎮痛剤や他の種類の薬を組み合わせて使用します。排便については便の硬さや腸管の動きを調節します。必要に応じて心療内科に相談のうえ精神安定剤や抗うつ剤も投与します。

理学療法
1.運動療法
姿勢を保つ筋力(骨盤周囲の深層にある筋)を強化していきます。直腸肛門機能回復訓練と併用して行うことで、運動方法が理解しやすくなります。筋力の強化には2週間程度が必要です。そのあと運動方法を覚えて自宅で取り組んでいただきます。

2. 物理療法
1)低周波
括約筋を支配する神経の働きが悪くなっている時に、低周波の電気刺激を与えて括約筋を活性化させたり、神経の痛みを和らげます。
2)近赤外線
体の深部にある神経にまで浸透する近赤外線を当てて神経などの炎症を取り除きます。

3.直腸肛門機能回復訓練
-BF(バイオフィードバック)訓練-
肛門内圧・筋電図などの波形を患者さん自身に確認していただきながら、有効な動作が得られるように訓練します。
これにより肛門の感覚を向上させ、肛門括約筋の筋力を強化し、直腸の感覚や動きを改善します。

心理療法
全身の緊張をとり、心身をリラックスさせる自律訓練法やカウンセリングによる支持的心理療法を必要に応じて実施します。

ハリ治療
血行の改善を促し、個々の症状に合ったツボや圧痛点を選んでハリ治療をし気の流れを良くします。神経機能を調整して愁訴を回復させます。
これにより自然治癒の増強を目的としています。

神経ブロック
腰痛や仙骨神経痛などの痛みの治療には神経ブロックを行います。

※上記以外に、括約不全の原因が括約筋にあれば手術を行なったり、骨盤内臓器が下垂している場合などには各臓器や腹膜底を吊り上げて固定する手術を行います。手術後に理学療法を加えます。

病態に応じた治療法
病態に応じて前述の治療法を組み合わせて治療を行います。
5つの徴候に分けて各治療法を選択し集学的治療を行います。