公式SNSアカウント

  • Line
  • facebook
  • youtube


疾患情報

肛門科

痔・肛門疾患

括約不全

 

括約不全


 肛門を閉めたり、ゆるめたりする筋肉が切れたり、弱くなって意識せずに便漏れ・ガスもれをきたす病態です。
診断は症状の聴取と、肛門機能について調べて行います。検査は直腸肛門機能検査や排便造影検査、必要に応じて、レントゲン、CT、MRI検査などを用いて、調べます。
 治療法は低周波刺激治療(電気刺激で括約筋を活性化する)、近赤外線治療(神経などの炎症を取り除く)、針治療、直腸肛門機能回復訓練(括約筋の筋力強化、排出訓練、排便間隔訓練)などを行います。薬物療法では便の硬さを調整したり、腸の動きを調節したりします。括約筋の損傷による場合は括約筋形成術を行います。