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疾患情報

大腸肛門機能科

診断に必要な検査について

画像診断検査

●経肛門的超音波検査
肛門内に専用の超音波プローブを挿入して、超音波により内外肛門括約筋の厚さや断裂の有無などを観察し、筋肉が損なわれていないかを調べます。

 

●排便造影(ディフェコグラフィー)検査
排便時の直腸と肛門の動きや形態の変化を調べます。肛門から人工便を直腸内に注入し、ポータブル便器上で、安静時、肛門引き締め時、排便時のX線撮影を側面から行います。同時にVTRに記録します。

 

●経口大腸造影検査
食物が便となって排泄されるまでの大腸内での通過の速さ、そのときの大腸の形態や動きを調べます。検査前日の朝食・昼食・夕食ごとに指定されたX線不透過マーカーと少量の造影剤を経口摂取し、検査当日朝に腹部X線撮影を行います。マーカーの大腸通過時間と腸の形を観察します。

 

●骨盤内臓器MRI検査
骨盤内臓器および肛門挙筋の排便に伴う動きをMRIで調べます。仰臥位で安静時、肛門引き締め時、排便動作時に骨盤内をそれぞれ矢状断面・冠状断面・横断面で撮影します。

 

●腰椎MRI検査
腰椎から仙骨にかけての椎骨・軟骨の変化、神経の異常などを調べます。

 

●3次元CT検査
X線CT装置を用い、排便に伴う諸臓器の動きを3次元で観察し、それらの下垂の状況を見ます。
諸臓器の動きの異常によって引き起こされる排便障害の病態を解明し、治療の選択を行うのに有用な検査です。