インフォメーション:高野病院の過敏性腸症候群(IBS)診療の特徴
高野病院は大腸と肛門の専門病院であるため、お腹や排便に関する多種多様の症状を持った方が来院されます。
これまで延べ11,478名(平成29年3月末現在)の方が、過敏性腸症候群で治療されております。
「特徴(その1)」
大きな特徴の一つは、その状態に応じて受診する診療科を自由に選ぶことが出来ることです。
ご自分がどの科を受診したらよいかわからない場合は、医師や医療スタッフにご相談頂ければその方の症状に応じて診療科を決めることもできます。
また、最初は大腸肛門科や消化器内科を受診された場合でも、症状にストレスが影響し、身体と心の両方から治療する必要がある場合は、途中から心療内科での治療に切り替わる方もおられます。
つまり、3つの診療科が協力して診療を行っているわけです。
「特徴(その2)」
単に腸に異常がないかどうかを確認するだけでなく、大腸の機能からも診断・治療を行うことです。
過敏性腸症候群は大腸の機能的な病気です。
このため、各自の機能に合わせた治療を行う必要があるからです。
「特徴(その3)」
治療について医師はもちろんですが、薬剤師や管理栄養士や医療ソーシャルワーカーがそれぞれの専門の立場から治療をサポートします。
「特徴(その4)」
患者会があることです。
診療の時間だけでは残念ながら十分な病気に関するご説明をすることは難しいこともあります。このため、病気のこと、薬のことや食事の注意点などいろいろなテーマで講演会形式の患者会を開催し、おひとりおひとりが病気と上手に付き合っていかれるような情報を提供しております。
|