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疾患情報

大腸肛門機能科

排便障害(便秘・便もれ)

おしりやその奥の方(直腸)辺りが痛い。病院に行ったけど何もないと言われた。(機能性直腸肛門痛_慢性骨盤痛)

機能性直腸肛門痛

肛門や直腸に器質的疾患(いぼ痔、痔瘻、切痔やがんなど)がないのに痛みや違和感がある場合、機能性直腸肛門痛が考えられます。会陰や陰茎の痛みと合わせて慢性骨盤痛のひとつと言われます。

原因ははっきり分かっていませんが、
 ①骨盤内を支配する神経(仙骨神経)の障害
 ②肛門括約筋や肛門挙筋の過緊張、痙攣

などが言われています。


直腸肛門痛(慢性骨盤痛)に対する治療

○薬物療法(内服薬):漢方薬、鎮痙薬、神経因性疼痛治療薬、抗不安薬

○肛門括約筋トレーニング(バイオフィードバック)

肛門の筋肉を締めたり弛めたり運動させることによって血流を良くしたり、筋肉をほぐすことによって疼痛を軽減します。肛門にセンサーを挿入し、肛門の括約筋が働いていることを確認しながら訓練の方法を覚えます。その後自宅で自己訓練を続けます。
 
               
            
○低周波電気治療:
◆脛骨神経刺激療法:両下肢のくるぶし周囲にパッドや金属の刺激電極をつけて低周波の弱い電流を流します。1日30分、週2-3回、合計で12回行い結果を評価します。通院が難しい場合は1か月ほど入院して行う場合もあります。

 


  
◆経肛門刺激療法:肛門に刺激電極を挿入し低周波電流を流します。1日30分、週2-3回、合計で12回行い結果を評価します。通院が難しい場合は1か月ほど入院して行う場合もあります。

◆脊髄刺激療法:背中に電極と刺激装置を埋め込んで常時低周波電流で刺激します。簡単な手術が2回必要です。1回目の手術で電極を埋め込んで2-3日で退院した後、2週間お試し期間がありその間に効果があれば刺激装置を埋め込む手術をします。その際の入院も3-4日です。効果がない場合は電極を抜きます。

***いずれの治療も、すべての人が完全に疼痛がなくなる、というわけではなく効果には個人差があります。また、現時点ではどの治療がどの様な人に効果があるかも明確ではありません。