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疾患情報

消化器外科

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)

潰瘍性大腸炎の外科治療

 

(1) 手術適応

手術の対象となるのは、
・大腸からの大量出血
・穿孔(大腸に穴が開くこと)
・中毒性巨大結腸症(大腸の炎症がひどくなり、大腸が拡張し、毒素がたまる状態)
・大腸がんの合併またはその疑い
・内科治療に反応しない重症型
・内科治療に抵抗性の難治症例
などです。

 

(2) 手術内容

大腸全摘(大腸を全て切除する)が原則です。現在では肛門を温存する手術が主流です。小腸を用いて便を貯める袋(パウチといいます)を作って肛門(または肛門管)をつなぎます。吻合部(小腸と肛門をつないだ部分)はほころびやすく、その安静を保つため、一時的にその口側に人工肛門を作ります。3~6か月後に人工肛門を閉鎖する手術を行います。

 

(3) 手術後排便機能

潰瘍性大腸炎は原則、大腸のみの病気ですので、手術で大腸を全部切除すれば基本的には根治が得られます。しかし水分を吸収し、便を形作る働きをしていた大腸がなくなるので、排便回数が多くなります。排便回数は時間の経過とともに少しずつ減少し、術後1年後にはだいたい1日5~10回くらいに落ち着くことが多いです。

潰瘍性大腸炎の手術方法