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疾患情報

消化器外科

胆石症

胆石症の治療

胆石症の治療方針

無症状胆石の場合は原則経過観察でよい、とされています。
痛み・不快感・違和感などの症状がある場合、胆のう炎・胆管炎・膵炎などの合併症がある場合は、胆のう摘出術が必要です。
また、陶器様胆嚢・灰乳胆汁・膵管胆管合流異常・3cm以上の大結石を認める患者様では胆のう癌発生のリスクが高いとされ、例え無症状であっても予防的胆のう摘出術を考慮する必要があります。


胆石症の治療

胆石の手術は基本的には胆のうごと取り出します。現在では小さな傷でできる腹腔鏡下胆のう摘出術が第一選択ですが、状況によってはお腹を開ける手術(開腹術)を行なう場合もあります。


腹腔鏡下胆のう摘出術

従来の胆石症の手術はおなかに20cmぐらいの切開を加え手術を行っていましたが、最近では、腹部に数カ所の小さな皮膚切開を加え、ここから、腹腔鏡という内視鏡をおなかの中に入れます。術者はこれにより映し出される腹腔内の映像を、テレビモニターでみながら、お腹の外から直径1cmの管を1本、0.3~0.5cmの管を1-3本使用し、胆のうを摘出します。

1. 傷が小さく目立たない
2. 手術後の痛みが少ない
3. 早期に退院可能(4日~1週間)


といった点で従来の開腹手術より優れています。

さらに詳しい情報を希望の方へ:
日本消化器病学会のホームページで「患者さんと家族のための胆石症ガイドブック」が閲覧可能です。(外部リンク)