胃がんの再発転移には大きく3つの経路があります。
リンパ節転移、血行性転移、腹膜播種です。
(1) リンパ節転移 |
胃原発巣から周囲のリンパ節に徐々に及びます。最終的には静脈に流れ込みます。原発巣近傍のリンパ節転移だけならば、手術時に一緒に切除できます。遠く離れたものは切除することは難しくなります。 |
(2) 血行性転移 |
胃がんの血行性転移の代表的な場所は、肝、肺、骨、皮膚、などです。 |
(3) 腹膜播種 |
胃壁の最外層である漿膜をこえたがんが、直接腹腔内にばらまかれる現象で、これによりがん性腹膜炎を起こします。 |
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