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疾患情報

肛門科

痔・肛門疾患

膿皮症(のうひしょう)

 

臀部膿皮症(でんぶのうひしょう)                         

臀部膿皮症(でんぶのうひしょう)とは、肛門周囲の皮膚の下が化膿(かのう)する病気です。
 
原因
肛門周囲の汗腺(皮膚の表面まで通じていて、汗を出す腺)が感染することによって発生します。ほとんどが若い男性に発生します。一定の割合で痔瘻が見つかります。
 
症状
熱感、かゆみにはじまり、次第に痛みが出てきます。皮膚が感染により分厚く、硬くなり、黒色に変色します。皮膚のところどころに穴が開き、そこから膿(うみ)が出ます。癌化した症例も報告されています。
 
治療
抗生物質などはまったく効果がなく、手術以外では治りません。入院手術となります。病気の部分を全部切除します。病気の範囲が広い場合には、皮膚を移植(植皮)することもあります。治癒するまでにはかなりの日数を要します。
痔瘻がある場合は一緒に治療します。