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肛門科 入職後の流れ

大腸肛門疾患、中でも肛門科の専門教育研修ができる施設は全国でも多くはありません。当院は年間約1,800例の肛門科手術を行っている全国でも有数の病院です。先生のスキル、経験年数に応じた症例を担当していただき、肛門科専門医として確実なステップアップが可能です。

研修は肛門科のみ、肛門科と消化器外科(大腸が中心)の両方の研修のどちらもご希望に応じて可能です。

 

医療機関指定・施設基準等

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肛門科の研修(肛門科の経験がない場合)

【入職後最初の3ヶ月間】

  • 基本ベッドフリー
  • 上級医師の外来診察の助手につき視診、指診、肛門鏡 (二枚貝)の扱いなど基本的な肛門科診察手技の習得に努めます。
  • 肛門エコー検査の検査/読影
  • 上部/下部内視鏡検査
  • 当院では下部内視鏡検査は業務上必須のため、経験が浅い先生は重点的に内視鏡検査に従事していただきます。当院では年間、約8,000件の全大腸内視鏡検査、2,300件の上部消化管内視鏡検査を行っています。全く大腸内視鏡検査の経験のない先生でも300例ほどの経験で、ほぼ10分前後での挿入が可能となります。
  • 手術時には助手に専従し、手術術式の修得に努めます

肛門エコー検査の実際

       〈肛門エコー検査の実際〉

【3ヶ月〜6ヶ月】

  • 手術手技の修得に従い、容易な痔核の結紮切除術(LE)×1箇所から手術を始めます。
  • ALTAの講習を受けALTA治療も開始します。
  • 手術症例の割当は症例とスキルを考慮して肛門科部長が行います。外来初診医が必ずしも担当医、術者とはなりません。(いきなり難しい症例に当たることはありません。)
  • 消化器外科、肛門科どちらの医師も肛門疾患を担当しますが、難易度の高い肛門疾患は肛門科医師が担当となります。

【6ヶ月〜1年】

  • LE×2箇所→×3箇所・痔瘻開放術等を段階を追って担当します。
  • 入職後半年で、指導医の判断で問題なければ外来診察が許可され担当します。外来を通じて肛門疾患の診断法や手術症例の術後経過を通じた手術の妥当性を確認し修練します。※困った時にはすぐに上級医に相談できます。

【1年〜2年】

  • 手術手技の上達に従い難易度の高い内外痔核、前・側方痔瘻の括約筋温存術や深部痔瘻の手術を指導医・上級医師とともに行います。
  • 2年間は専門医・指導医の管理下(前立ち)で手術を行います。

肛門科疾患術前症例検討会

当院では毎週、翌週の全手術症例の術前検討会を行っています。

肛門科、外科全員が参加します。肛門科専門病院でも、こうした全体で全症例の検討会を行っている病院は全国でも少なく、当院の特色のひとつであり、細かい検討を行います。

  • 診断や治療に難渋する症例なども提示され、治療方針について話し合われます。まれな症例の知識、経験の共有が行われます。
  • 手術ビデオの供覧も行われ、上級医/指導医より手技の問題点が指摘され、手技の向上と手術の標準化がなされます。
  • これらを通じて肛門科専門医としての目が養われます。

 

術後症例検討会・医局勉強会

  • カンファレンス以外に医師の持ち回りによる術後症例検討会、勉強会が定期的に行われます。症例や勉強会の内容は当番医師に一任され、その時々のトピックスや経験した症例に関係した内容が発表されます。
  • 学会前には発表の予演会が行われ、内容のさらなるブラッシングを行います。

 

バス検診業務

当院では大腸検診車によるS状結腸内視鏡検査を行っています。熊本県を中心に近隣の市町村を周り、地域医療への貢献をしています。

研修医に聞いた当院の研修の感想

「症例数が多い。自分の実力に応じた症例を担当できる」

「肛門疾患だけでなく、IBD(炎症性腸疾患)症例や大腸悪性疾患症例も経験できる」

「不明なところを上級医に聞きやすい」

「術前の画像検査、機能検査ができる」

「稀な症例でも、勉強会やビデオなどで経験ができる」

 

終わりに

肛門科の教育は、専門病院以外では難しい環境にあると考えられます。当院のシステムは、上級医師の指導・管理下に習熟度に応じた症例を経験することが可能であり、とても良好なシステムです。

詳しくお知りになりたい方は遠慮なくご連絡ください。見学も大歓迎です。