MENU

閉じる

ごあいさつ

社会医療法人社団高野会  理事長
大腸肛門病センター高野病院  名誉院長

山田一隆

高野病院は昭和56年より大揚がんの撲滅を目指し、各機関の協力を得ながら、予防啓発活動、大腸がん検診に力を注ぎ、これまで200万人を超える皆様に大腸がん検診を受診していただき、3,800名以上のがん発見のうち、約7割を早期がんの段階で治療につなげることができました。
平成23年には、熊本県がん診療連携拠点病院として指定を受け、患者様、医療機関の皆様のお役に立つよう日々研鑽を積み重ねております。
治療の面では医療の質向上を目指し、7名のがん治療認定医(2名の教育医を含む)と5名の緩和ケア指導者を中心とした専門職による緩和医療や、治療後のケアについても早期からチームで取り組むほか、毎月のがん患者会で患者、家族へのサポートの充実にも努めております。
現在、当院に於ける治療技術の特徴としては、侵襲の少ない腹腔鏡手術と共に、下部直腸がんについては、根治性を落とさすに肛門を残す手術(括約筋間直腸切除術)と直腸肛門機能回復訓練に積極的に取り組むことにより、成果を上げております。また、直揚がんの局所再発に対しても適応症例については積極的に手術を行い、高い治療効果を上げております。
併せてがん治療における化学療法の役割が拡大するにつれ、術後化学療法や、再発・切除不能大腸がんに対しても積極的に化学療法を導入してきました。
また、全職員が医療人として高度の専門技術の修得とその向上に努め、がん化学療法看護認定看護師などの専門資格取得者を輩出しております。
がん患者代表者の運営による大江がんサロンみどり・金峰山がんサロン、人工肛門・膀胱患者会である日本オストミー協会熊本県支部、高齢オストメイ卜を社会で支える和の会の運営支援やがん患者支援チャリティーである日本対がん協会主催のリレーフォーライフくまもとの運営支援など、社会的活動にも多くの職員が積極的に関わってまいりました。
今後も当院が皆様方のお役にたてる医療機関になれるよう努力致しますので、ご指導ご鞭撻頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。