公式SNSアカウント

  • Line
  • facebook
  • youtube


疾患情報

肛門科

痔・肛門疾患

毛巣瘻(もうそうろう)

 

毛巣洞(もうそうどう)                                

           
毛巣瘻(もうそうろう)ともいいます。
肛門の後ろ(背中側)のお尻の割れ目に炎症をおこして膿(うみ)がたまる病気です。膿のたまるところに毛が入っていることが多いことからこの名前が付いています。毛深い若い男性に多い病気です。

原因:
先天的または後天的に毛髪が皮膚の下にもぐりこんで感染する、といわれていますが、はっきりとは分かっていません。

症状:
お尻の割れ目付近(尾てい骨付近)の痛み、腫れ、硬結(しこり)などです。自然に破れて下着に膿が付くこともあります。

治療:
手術以外では治りません。
急性期の膿瘍(うみの溜まり)で腫れや痛みが強い場合は、外来で局所麻酔を行ない、切開して膿を出します。これは応急処置なので、これだけだと再び膿がた まってきます。なので、炎症が落ち着いたら入院して根治手術を行ないます。病変の部分を全部切除します。1ヶ月~2ヶ月で治癒します。