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内視鏡センターEndoscopy Center

内視鏡センター

旧内視鏡検査室から検査体制、システムを一新した内視鏡センターに生まれ変わりました。

内視鏡治療総数は2581例(2015年実績)。安全で、かつ精度の高い検査・治療を目指しています。内視鏡センターは約700㎡で、7部屋の検査・治療室があり、来院から前処置、検査、安静、結果の説明までワンフロアで行います。

「内視鏡センター」とは…

日本消化器内視鏡学会指導医3人、専門医9人、消化器内視鏡技師18人が在籍し、「体にやさしい内視鏡治療」をモットーに、日夜、消化管の内視鏡検査、治療に従事し、他のセンターとの連携のもと、大腸肛門を中心に消化管疾患に対応しています。

  • 未然にがんを防ぐ
  • 議論を重ね、 構想10年の思いが結実した内視鏡室
  • 実績が証明する実力
  • 盲腸まで確実にスムーズに内視鏡を入れる方法があるのですか?

    A

     S状結腸など、大腸の曲がりくねった部分で内視鏡をうまく挿入するには技術が必要です。以前は挿入困難時にはレントゲンを使って腸の形を確認していましたが、現在は内視鏡形状観測装置(UPD-3)を使い、磁気の力を利用して3次元的に内視鏡の挿入状態を見ながら検査が行うことができます。これによって、大腸の屈曲やたわみを確認しながら解除し大腸の一番奥の盲腸まで確実でスムーズに内視鏡を挿入することができます。検査時間を短縮することができ、レントゲンのような放射線の被曝もありません。また熟練した医師の手技をモニター上で見ることができるため、若い医師の教育にも役立つシステムです。

    内視鏡形状観測装置(UPD-3)を使った検査

    がんをより見つけやすい内視鏡検査をしていると聞いたのですが?

    A

     当センターの内視鏡検査は、通常の光観察に加え、色素散布およびNBI(Narrow Band Imaging)という狭帯域光観察法を随時使用しながら行っています。
     NBIは最先端の内視鏡機器による検査で、大腸の粘膜に2つの短い波長の光を当てると、毛細血管など、粘膜の細かな表面の形状まで見えることによって、がんが見つけやすくなります。さらに、細かく観察したい部分を約100倍に倍率を上げて観察できる拡大内視鏡で観察しています。

    NBI(Narrow Band Imaging)の画像

    内視鏡検査がうまくできない場合はどうするのですか?

    A

     腸管の狭窄など何らかの原因で内視鏡検査で全大腸の観察ができないような場合には、CTコロノグラフィー(大腸CT検査)という方法で検査を行います。これは肛門から大腸へ炭酸ガスを注入しCTで撮影し、その画像をもとに3次元画像構築します。立体画像や仮想内視鏡画像にして、実際に内視鏡検査をしているように見たり、大腸の形状を外から観察することが可能です。内視鏡検査より少ない下剤の量で済むため患者さんにやさしい検査です。内視鏡検査中に挿入困難となった時には、そのまま同日中にCTコロノグラフィーを行い、観察できなかった部分の精査を行います。大腸がん・ポリープはもちろん、多くの大腸の疾患を評価する時にもその威力を発揮する検査方法です。

    大腸早期癌

    カプセル内視鏡の検査もしているのですか?

    A

     高性能のカメラが内蔵されているカプセルを口から飲んで検査する方法です。現在、小腸のカプセル内視鏡検査を実施しています。今後は大腸でも行う予定です。

  • ポリペクトミーとはどんな治療ですか?

    A

     表面が隆起した早期大腸がんや、将来がんになる可能性のある大腸ポリープに対して行う治療です。内視鏡の先端から出した治療器具であるスネアという金属のワイヤーをポリープの茎の部分にかけて締めつけ、高周波の電流を流して焼き切る方法です。最近では9mm以下の小さなポリープには、切除後の出血がより少ないとされる、高周波を用いないコールドポリペクトミーで治療することが増えてきました。
     特に、当センターでは、早期がんはもちろん、前がん状態のポリープを数多く切除することで、がんを未然に防いでいきます。

    EMRとはどんな治療ですか?

    A

     内視鏡的粘膜切除術という治療法です。これは、平坦型や茎のない表面型のがんやポリープで粘膜および粘膜下層にわずかにがん細胞が浸潤している場合に行う治療法です。
     特にEMRは、2cm以下の病変に対して行っています。病変が平たいため、その下にグリセオールなどの薬剤を注入して、病変を隆起させた後に、ポリペクトミーと同じようにスネアをかけて締めつけ、高周波電流で焼き切ります。

    ESDとはどんな治療ですか?

    A

     大きさが2cm以上でポリペクトミーやEMRでは一括で切除できない病変に対して行う治療法をESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)といいます。病変の下にヒアルロン酸ナトリウムという薬剤を注入して、専用のナイフで周囲の粘膜を切開して、粘膜下層を剥がして一括で病変を切除します。胃や食道でも行われる方法ですが、大腸の場合は壁が薄く、腸管穿孔の危険性がEMRなどよりも高いため高度な技術が必要です。当センターではその手技に関しても自負しており、年間53例行っています。また、ESDを適応すべきかどうかは、外科と内科が事前の検討会で決めることが増えています。

  • 『ポリープの会』は、どんなシステムですか?

    A

     検査で一度ポリープが見つかった人は、治療後もポリープができやすい人のため、『大腸ポリープ定期検査通知システム(通称ポリープの会)』という当院独自のシステムを運用しています。登録してもらった患者さんには、定期的な検査を受診してもらうように通知しています。現在、会員数は約5,600人です。このシステムにより、がんになる前の状態で病変を発見、治療を行うことで、数多くのがんを未然に防ぐことができると考えています。
     また、胃がんの早期診断・治療のため、当院では、上部消化管内視鏡検査の通知システムも運用しています。

    『がん以外のフォローも万全だと聞いています

    A

     当院は、内視鏡センターのほか、がん診療センター、大腸肛門機能診療センター、炎症性腸疾患(IBD)センター、肛門科があります。このため内視鏡検査で見つかったポリープやがんなどの腫瘍性病変ばかりではなく、炎症性腸疾患、肛門疾患、肛門機能的疾患など消化管のあらゆる病気について各センターが各科と連携し、治療後の予後管理を行っています。

    充実したスタッフが常にフォローしてくれるのですね?

    A

     当センターには、現在、日本消化器内視鏡学会指導医3人、専門医9人、消化器内視鏡技師認定取得スタッフ18人が在籍しており、いつでも患者さんのフォローに対応します。
     さらに当院は、熊本県内の民間病院として初めて、日本消化器内視鏡学会認定指導施設に指定され、医師や内視鏡技師の研修施設の役割を果たしています。
     また、副院長の野﨑医師は、「JDDW2016第54回日本消化器がん検診学会大会」で会長を務め、日本大腸検査学会九州支部長も務めています。
     内視鏡検査技師もカプセル内視鏡読影支援技師の資格を持っており、カプセル内視鏡指導施設にも認定されています。

内視鏡センター ご来院の方

  • 内視鏡センターでの検査、治療をご希望の方は、
    消化器外科 または 消化器内科 」の受診が必要です。外来受診時に検査・治療の予約をお取りします。
  • 外来受診が初めての方のご予約の必要はございません。お気軽にご来院ください。