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放射線科

 

高野病院放射線科は、コメディカルの一員として各診療科の依頼による画像診断の検査を行う部門です。 患者さんや医療スタッフへの放射線被ばく低減と適正利用に努めています。X線撮影装置、CT、超音波といった画像診断装置の適正な操作と運用に努めています。

医療技術者の保有資格は以下の通りです。
大腸CT検査技師(日本消化器がん検診学会)、超音波検査士(日本超音波医学会)、X線CT認定技師(日本X線CT専門技師認定機構)、医療画像情報精度管理士(日本診療放射線技師会)、放射線管理士(日本診療放射線技師会)

「大腸CT検査技術施設認定」
大腸CT検査技術施設認定について日本消化器がん検診学会において、エビデンスに基づいた標準的な大腸CT検査を実施する技術と知識を有していることを評価する大腸CT検査技術施設認定を大腸肛門病センター高野病院が全国第1号で取得しました。 当院は、2021年6月30日付けで「大腸CT検査技術施設認定」の認定を受けました。

業務内容

  • 1.一般撮影(X線撮影デジタルFPD1台)
  • 2.ポータブル撮影(ポータブルX線撮影装置デジタルFPD1台)
  • 3.X線透視検査(FPD透視装置2台)
  • 4.超音波診断装置(フルデジタル超音波診断装置4台)
  • 5.CT検査(64列マルチスライスCT装置1台、画像処理用ワークステーション2台)

大腸肛門を専門とした放射線科の特徴

大腸肛門病の専門施設として放射線科では、大腸癌や炎症性腸疾患、大腸肛門の機能に関する検査を行っております。大腸癌、ポリープの早期発見においてはマルチスライスCTを用いたCT colonography検査を早期に臨床応用を行いました。また、潰瘍性大腸炎、クローン病といった炎症性腸疾患(IBD)、また、虚血性腸炎、憩室炎、感染性腸炎などに対する消化管超音波検査。

主な検査のご説明

CT検査

より患者負担の少ない先進画像診断へマルチスライス CT 導入
CT検査 画像

コンピューター断層撮影装置(CT)は、1998 年に画期的な進歩を遂げました。一回転で複数の画像が得られるマルチスライス CTが登場し、当院でも2002 年に稼動を開始しました。2012年には東芝Aquilion CXL 64列のマルチスライスCT を導入しより高精細な画像診断が可能となりました。頭部におけるくも膜下出血や肺がん、腹部臓器におけるがんや転移、下肢においては静脈血栓の診断など全身幅広く利用できます。短時間で多くの画像撮影が可能となったことにより、造影剤を用いた動静脈相の撮影や三次元画像の構築も可能となりました。当院では大腸肛門病の専門病院として以下の検査に取り組んでおります。

疾患ごとの検査について

超音波検査

消化管を専門とした当院の消化管超音波検査
超音波検査 画像

当院は、潰瘍性大腸炎(以下UC)やクローン病(CD)などの炎症性腸疾患(IBD)に関する超音波検査を実施しています。IBDに対する検査は、大腸内視鏡検査や消化管造影検査などが一般的ですが、前処置や検査時の送気により症状悪化の引き金になることがあります。そこで、苦痛を伴わずに炎症部位の検査が繰り返し出来る超音波検査は、長期経過観察を必要とする疾患では、特に欠かせない検査となっています。

疾患ごとの検査について

透視造影検査

直腸肛門の排泄機能を評価する排便造影検査
透視造影検査 画像

当院は便漏れや便が出にくい方に対し直腸肛門の機能を客観的に評価できる画像診断を行っています。排便造影(ディフェコグラフィー)検査は、疑似便を用い、直腸から肛門を通って排出に至る状態をX線下に再現させる検査法で、直腸肛門の機能あるいは形態的な変化を観察する検査法です。

疾患ごとの検査について