診療科トピックス
高野病院では便失禁(便漏れ)に対する新しい治療「仙骨神経刺激療法」を始めます。
2014-06-02
便失禁(便漏れ)に対する新しい治療
自分の意思に反して便が漏れる、いつの間にか下着が汚れている、気になって外出も控えてしまう、などお困りではありませんか? 上記のような状態を「便失禁」と言います。
便失禁に対しては薬物療法から手術療法まで、その状態に応じてたくさんの治療法がありますが、なかなか治らない方もいます。 欧米では仙骨神経を持続的に刺激して便失禁を軽減する「仙骨神経刺激療法」という治療法が以前から行われており、日本でも今年2014年の4月から保険適応となりました。講習会を受けた医師が所属し、ある一定の基準を満たした医療施設で行われます。 仙骨神経とは?
評価期間:体外式の刺激装置を用いて電極から刺激電流を流します。その間、排便日誌をつけて、便失禁の回数や程度を記録します。排便回数が半分以上減少した場合「成功」とします。注意してもらいたいのは便失禁が完全になくなることを「成功」と呼ぶのではないことです。 第2段階:心臓のペースメーカーみたいな装置を腰臀部の皮膚の下に埋め込みます。局所麻酔または全身麻酔で行います。
副作用は? 注意する事は? 費用は? ※便失禁全般に関する詳細は便失禁疾患啓発サイト「おしりの健康.jp」(http://oshiri-kenko.jp/)をご参照ください。 *図3点日本メドトロニック社提供、
2014/05/07 文責:大腸肛門機能科(大腸・肛門リハビリテーション科) 高野正太 |
最新の記事
2019-08-09 山田院長の論文がSurgery Todayに掲載されました
2019-08-07 【重症便秘外来】休診のお知らせ
2018-04-09 第118回日本外科学会定期学術集会にて宿題報告を行いました。
2018-04-02 ゴールデンウィーク中の診療のご案内
2018-03-13 IBD LETTER 36 号を発行しました。
2017-12-04 IBD LETTER 35号を発行しました。
2016-09-15 排便機能外来を開設しています
2016-05-12 NISの患者の皆様へ
2016-04-26 災害時の排便障害(便秘・下痢)
2014-06-02 高野病院では便失禁(便漏れ)に対する新しい治療「仙骨神経刺激療法」を始めます。